信州中川村、小さな森の音楽会
2009.09.17 Thursday
「音楽会翌朝の小渋ダムは快晴でした」
土砂降りの大雨に見舞われた中川村の小さな森の音楽会。しかし、村の青年たちの手作り音楽会はそんなことには負けなかった。天竜川河川敷の屋外会場を村の文化ホールに急遽変更し、何事も無かったかのように準備を整えていく。さすがである。
豊かな自然の中で暮らしている彼らにとって、自然と共存するのは当たり前なのだ。大雨が降れば逆らっても仕方が無い。無駄なことをするより、さっさと会場変えて準備した方が合理的というものだ。
「ダム反対の意見が多いけれど、けっこうこの風景は好きだ」
さてその準備のかいあって、中川村文化ホールも人が集まりだして、玄関の屋台テントにも客からの注文がひっきりなしに入り賑やかになってきた。結局音楽会終了前に屋台の商品はすべて完売となっていた。青年部の面々も屋台を開いた甲斐があった。まずは良かったね。
「音楽会オープニングはサブニュマ」
ミュージシャンたちも準備が終わり、いよいよ開演となった。
オープニングはアフリカンダンス&ミュージックチームのサブニュマが、ドラムを鳴らしながら入場してきた。僕は初めて見るが、西アフリカのダンスミュージックらしい。会場の中にドラムの音が反響して心地よい。
野外音楽会も良いけれど、このくらいの空間の方がアーティストの距離が近くて盛り上がれる気がする。サブニュマというのは何やら笑顔に関係する言葉らしい。たぶん凄い意味があるのだろう。機会があれば教えてもらおう。
「地元バンドも頑張った」
ローリン・ピースはアコースティックギターがとても良かった。これから頑張って欲しいバンドの一つだ。
「Blue Trikeがゲストでした」
いつもお世話になっているスパイスレコーズさんの協力で、今回初めてゲストプレーヤーとしてBlue Trikeが出演してくれた。Marikoさんの歌声が会場に流れると、会場にいた子供たちが踊りだした。この光景にはみんなびっくりした。
演奏終了後のロビーではBlue TrikeのCDが女子中高生を中心によく売れていた。中川村の曽我村長も買い求めてサインをもらっていた。嬉しそうな顔をしていたので、ちょっとからかいたくなってしまった。
「歌詞の内容が好きです」
最後のバンドはこの日の為だけに集まったコラボレーションバンド、Y・O・S・Bである。
ちなみにこれはオグラヤスハル・スペシャルバンドの略ですね。
キーボード・オグラヤスハル、サックス&パーカッション・春名正治、ドラムス・成田昭彦
ベース・土井孝幸、ボーカル・ルイスのりこの五名による一夜限りのセッションが行なわれた。
「オグラヤスハル氏」
「ベース、土井孝幸氏」
「ドラムス、成田昭彦氏」
「サックス、春名正治氏」
さすがに実力派のベテランたちの演奏は聴く価値があった。今年の「小さな森の音楽会」のタイトルがハーベスト・ムーンということから、この日の為に「ハーベスト・ムーン」というオグラヤスハル氏作曲のオリジナル曲も準備されていた。
信州の風景にピッタリだと思ったのだが、村のイメージソングにしたらどうでしょうかね。
ちょっとお洒落すぎるかな。
このようなバンドで音楽会は行われ、終了後はアーティストとスタッフ入り乱れての打ち上げに突入したのだった。
ところで、ベースの土井さんの芸は特筆ものだ。ネタが新鮮なうちにまた見たいなぁ。
信州中川村の小さな森の音楽会
2009.09.15 Tuesday
「音楽会とバスツアー」
土砂降りの大雨が天竜川の水かさを増していた。
今年もまた、信州中川村で小さな森の音楽会が開催されるのにだ。今年は第2回目ということで、天竜川河川敷公園での野外音楽会になる予定だった。
結局、屋外音楽会はあきらめ村の文化ホールで無事開催された。今年は小倉泰治さんの選んだアーティストが4バンドに増えたほか、東京からツアーバスも出た。音楽会の写真は明日にでも紹介するが、その前にバスツアーの話を。
「バスでは蕎麦打ち体験も出来た」
出演者のBlue Trikeのファンの女性たちも中川村に着く前に蕎麦打ち体験をして、信州の蕎麦文化を肌で感じていた。最初は戸惑っていたようだったが、徐々に慣れてきたのか最後は奇麗な蕎麦に仕上がっていた。
「麺棒で伸ばすのも一苦労である」
蕎麦を丸く広げた後に四角くするのだが、これがなかなか難しい。先生の扱う棒裁きは簡単そうに見えるが、やってみると思うように棒が転がってくれない。
「様々な太さの蕎麦になりました」
とうとう最後は先生の力を借りながら蕎麦らしきものになりました。太さがそれぞれ違い見かけは悪いけれど、自分たちでうった蕎麦なので美味しいに違いない。この後の試食が楽しみだ。
この時点では窓の外は大雨、これから向かう音楽会の会場が心配になったが、とりあえず蕎麦を食べることに気持ちは集中だ。バスツアーに参加した他の人たちとの、こんなところでのやり取りも意外に楽しいものだ。
中学校以来のバスツアーだが、これは新しい発見だった。
一泊二日の信州中川村の旅だが、美味しい食材には事欠かない。帰りの昼食は釜飯だった。
「懐かしの峠の釜飯」
学生時代は軽井沢に遊びに行った帰りに、横川のおぎのやで釜飯を食べたものだ。諏訪にも支店があるとは知らなかった。駐車場にはバスがたくさん並んでいて、相変わらずの人気である。
昔は軽く釜飯を平らげていたのに、今回は残さず食べるのが精一杯。なんだかため息が出る。自宅に戻ってもまだお腹一杯だった。
これもバスツアーの思い出なのだな。
レインボープロジェクト!!
2009.07.13 Monday
「Blue Trikeのレインボープロジェクト」
いつ聴いても彼らの曲は和みますね。
久々にBlue Trikeのライブに顔を出してきました。長野県中川村の「小さな森の音楽会」に、彼らの出演が決定したので、お礼と挨拶をかねて音楽プロデューサーの小倉泰治さんと一緒にライブに行ったわけです。
中川村の「小さな森の音楽会」は詳細が決まり次第このブログで紹介しようと思っています。何せ僕が言い出しっぺなので、一人でも多くの人に音楽会を聴きにきて欲しい、と願っています。
今年は新宿から音楽会とぶどう狩りを組み込んだツアーバスも出ます。40人限定で「日本で最も美しい村」に選ばれた中川村との交流ツアーになる予定なので、こちらも決まり次第お知らせしようと思っています。
それは後日の事として、今日のテーマは写真の「Blue Trikeのレインボープロジェクト」ですよ。これは、虹の七色にひっかけて彼らがシングルCD7枚を次々に発表する計画の事なのですね。現在までに4枚発表済みでした。
面白いのはCDのパッケージのデザインです。シンプルで可愛いところは彼らのイメージにぴったりですね。おまけに、沖縄県のシークァーサーの曲も戴いてきましたが、ひょうきんな曲で面白かった。
この日の渋谷O-CRESTでのライブは、パーカッションを加えて4人の編成でした。
いつもの透明な声が心に染み込みました。
レインボープロジェクトの中の一曲「GO THE WAY」が、三重テレビ放送の高校野球のテーマソングになってました。青春の二文字が浮かび上がってきます。
これは一度お聴きください。お進め致しますよ。
ゴイスの夏
2009.05.22 Friday
「ニューアルバムのプレスリリース」
いよいよ暑くなってきて、夏を思いおこす気温の日も出始めた。幾つになっても夏は大好きなので、体中から汗の吹き出す瞬間の日々が待ち遠しい。
そんなときに、沖縄のスパイスレコーズからALL JAPAN GOITHの新譜アルバムが送られてきた。沖縄ではCMソングの帝王と呼ばれるぐらいなので、テレビで彼らの曲を良く耳にしているが、今回はオリジナル曲と沖縄に縁のある曲のカバー計14曲のアルバムだった。
アルバム名は「Agoo Road」。アグーは沖縄在来種の豚である。これまでより一層沖縄色の濃いアルバムと言える内容なのだ。
BEGINの「島人ぬ宝」「恋しくて」もカバーされていて、さすがに沖縄のバンドといえる歌いっぷりである。
喜名昌吉さんの「ハイサイおじさん」も入っている。あらためて聴くと彼らにぴったりの楽曲と思った。
7月の新宿伊勢丹の沖縄物産展で今年もまたライブに出演するというから、今から彼らの新曲をライブで聴けるのが楽しみになっている。早く7月来ないかな。
それから、スパイスレコーズのプレスリリースには神谷千尋さんのことも紹介されていた。同時に彼女の参加した「U-DO&PLATY」のアルバムも届いた。これはとても面白いアルバムだった。短かな暮らしの中で感じるちょっとした事がメッセージとなっていて、「そうなんだ」とけっこう納得してしまった。ウチナーレゲエも面白い事になっているのだなぁ。
これとは別のアルバムだけれども神谷千尋さんの「アンマー」は心に響きますよ。原曲はかりゆし58だが、女性ボーカルで聴かされると涙が出そうになります。沖縄には良い楽曲がたくさんあると実感したプレスリリースでした。
ロイドのライブ
2008.12.12 Friday
「シュール・シュリンプ」
那覇のライブハウス「Royed」で知人の和歌之介さんたちのライブがあるというので、久しぶりに出かけて行った。彼女達のバンドは、ドラム、ベース、ギターの女性三人組シュール・シュリンプという。
この日のライブはロイドのオープン8周年記念と銘打ってのライブなので、他にもオーナーの声がけで5、6組が出演する。どれもインディーズのアマチュアバンドなのだが、以前も述べたように沖縄はこの手のバンドはレベルが高い。
しかし、シュール・シュリンプは一番手で登場したのだが、まだ客の入りが少なく、いまいち盛り上がりに欠けてしまった。ベースとドラムのトークも滑りがちである。まだ早い時間だったので、沖縄の習慣ではおそらく10時過ぎなければ客は集まらない。ちょっと残念だった。
とはいえ、最後の曲「豚ニャンコ」は人気のある曲のようで、ステージ上で三人が「豚ニャンコ、豚ニャンコ」と歌うと、会場の少ない客達も思わず「豚ニャンコ」と声に出していた。
残念ながら僕は次の約束があり、友人が車で迎えに来てくれたので、この日のライブは最後まで聞くことは出来なかったが、沖縄での音楽は、ステージと客席の差があまりないことを実感させられたライブでもあった。
ハイカラのマーキーが結婚!?
2008.07.02 Wednesday
「2005年宜野湾スパイスピクニックでのマーキー」
驚きました。今朝のニュースを見ていたら、ハイカラのマーキーがドリカムの中村と結婚と出ているではありませんか。しかも年の差はなんと29才もあるという。3年前からハイカラのライブやアーティスト写真をときどき撮っていたので、もう本当にビックリ。バンド活動は今年一杯までということなので、ユースケとのコンビも間もなく見納めになるな。
それではマーキーの結婚を祝って、これまでのライブ写真を並べてみよう。彼女の成長の軌跡が見えるはずと思う。
「2005年、同じく宜野湾野外音楽堂」
まだデビューしたばかりでしたね。初々しい仕草が見ていて可愛らしかった。
「2005年厚木・神奈川工大の学園祭」
「2006年糸満・MUSIC PICNIC」
「2008年渋谷・スパイスライブサーキット」
沖縄の女性は早婚だと聞いてはいたが、イヤー本当に驚きました。マーキーおめでとう。
All Japan Goithのナイスな奴ら
2008.06.06 Friday
「ヴォーカルのチョメ」
今回はAll Japan Goithのメンバー8人を紹介しましょう。
まず1人目は、ヴォーカルのチョメです。糸満市の出身、沖縄の強烈な太陽ときれいな海で育っているため、常にマイペースを崩さず、しっかりとした存在感を持っているのだ。
Ta-shiはサックス担当。いつも静かに周りを見守っている、気配りの出来るミュージシャンだと思う。わがままな性格のミュージシャンが多い中で、とても貴重な人なのだ。たぶん、バンドリーダーだと思う・・・、かな?
唯一の女性メンバー、トランペットのエンナさんは、とにかく明るく元気。見ているだけでこちらも元気になってくる。じつは隠れた大食いチャンピオン。小さな身体なのにメンバーの中で一番食べる。それが元気の秘密なのかは・・よく判らない・・?
トロンボーン担当のてつG、とてもイケメンなのだ。女子高生からの支持はエンナさんと2分する人気者である。でも写真を撮る時はいつも苦労する、何故かといえばトロンボーンが長いので画面からはみ出るので、バランスが難しいからなのだ。
ギター担当のMocky、口数が少なく、いつも何かを考えているように、視線は遠くを見ていてちょっと不思議なキャラクターである。写真の中では絶対に他のメンバーと同じポーズはしない。それが良い味を出してくれるので、フォトグラファーとしては助かるのであった。
「濱show」
もう1人のトランペットが濱show、その名のとおりショーマンシップに溢れていて、いつも人を笑わせている。バンドの中のいじられキャラでもある。彼には写真を撮ってて困る一つの癖がある。笑うと目が無くなってしまうことだ。だから失敗写真になってしまう。ア゛ーッ
「Matto」
ドラムス担当はMatto、一番背が高いかな。彼はバンドのムードメーカー的な存在かな。冗談を言ったり、面白いことをしてみたり、周りが和むように気を使っている。撮影中も緊張しているメンバーを笑わせたりして、僕は助けられています。ハイ!
「すぐる」
ベース担当のすぐる、一生懸命にベースを演奏する姿に惹かれる女性が、少しづつ増えている・・・らしい。そういえば僕の知り合いの30代女性もすぐるとMockyのファンだ。個性的なメンバーの中で、大人を感じさせるところが良いのだそうだ・・・!?
「おまけ、別撮りしているリズム隊」
まだ六月にならないのに、沖縄の太陽は真夏でしたね。メンバーとスタッフのみな様、強烈な陽射しの中ご苦労様でした。
沖縄でPV撮影の合間にジャケ写
2008.06.05 Thursday
「All Japan GoithのPV撮影風景」
沖縄と言えばオレンジレンジ、オレンジレンジと言えばスパイスミュージック、そしてスパイスミュージック期待のレンジの弟バンドが、上の写真のAll Japan Goithなのです。そんな訳で、僕は沖縄フットサルフェスタ出場で盛り上がった後は、しっかりお仕事をしなければなりません。沖縄はフットサルだけではないからね。
今回のスパイスからの依頼は、インディーズ時代から撮影しているそのAll Japan Goith の新曲のCDジャケットの撮影です。新曲は「夢の花」、南国のロマンが香るノリの良い曲です。発売されるのが楽しみな曲ですね。
ところが、沖縄でいつもお願いしていたアシスタントが、就職のため大阪に研修に行ってしまい、ジャケ写撮影は一人になりました。サビシー!!
「赤瓦の屋根が印象的なロケ場所でした」
「PV演技打ち合わせ中のVoチョメ」
 「琉球村の古民家の一画で撮影しています。」
「いつも明るいエンナさんですが、この日はメイクに気を使います。」
「撮影中に一休み、ホッとする一時です。」
メンバーはレコーディングが遅くまで続いたため、ほとんど寝ていないのにも関わらず、撮影中は元気に何度も演奏をしていました。最後はさすがに疲れ果てていましたが、いつも明るく元気なAll Japan Goithらしい撮影になりました。PVでは元気な彼らに会えるはずです。
「濱showもさすがに疲れてあくびをしています」
濱show1人だけ風邪を引いたらしく、撮影中もゴホンゴホンと咳をしていました。レコーディングの時から咳をしているので、みんなに移さないよう気を使います。
PV撮影1日目の終了と同時に大粒の雨が落ちて来ました。まるで「撮影終了」の言葉が合図のようなタイミングだったので、ちょっとビックリです。僕は晴れ男なので、沖縄が梅雨入り宣言されていても、撮影になんの影響もありません。今回も晴れ男の効果は抜群でした。
さて、All Japan Goithの新曲は、東京では7月に行われる新宿伊勢丹の沖縄フェアのライブで聞くことが出来るとの事。ということは、今年も伊勢丹の屋上で、オリオンビールと泡盛で盛り上がることになりますね。いつものみなさん、そういうことですので予定していて下さい。
渋谷に沖縄バンド大集合
2008.01.08 Tuesday
「新春ライブなのだ」
とても面白い一夜になりました。High & Mighty Color、All Japan Goith、ホイフェスタ、ドゥーナッッというスパイスミュージックゆかりのユニットが、新春から渋谷のO-eastでライブをしたのですが、出だしは三線と沖縄民謡からはじまり、ゴイス、ホイフェスタ、ハイカラと続き沖縄ロックを十分楽しめたのでした。
間をつなぐMCがドゥーナッツとゴイスの紅一点エンナさんですから、面白くないはずがありません。とにかくエリコの脱線ぶりは凄まじく、インタビューを受けたメンバーが答えられない質問の雨あられです。ぜひ会場でその脱線ぶりを一度見る事をお勧めします。僕は心が軽くなりました。エリコは素晴らしい。
ライブの最後はそのドゥーナッツがスパイスミュージックコラボバンドで熱唱し、会場の全員でカチャーシーを踊り、会場には暖かい沖縄の風が吹きこんで、寒い東京の夜も暖かく感じられる熱い夜になったのでした。SLC008、とネーミングされたライブはこれから全国を廻るそうなので、興味のある方はスパイスレコーズのホームページをチェックしてみてください。一見の価値があると思いますよ。
とても面白い一夜になりました。High & Mighty Color、All Japan Goith、ホイフェスタ、ドゥーナッッというスパイスミュージックゆかりのユニットが、新春から渋谷のO-eastでライブをしたのですが、出だしは三線と沖縄民謡からはじまり、ゴイス、ホイフェスタ、ハイカラと続き沖縄ロックを十分楽しめたのでした。
間をつなぐMCがドゥーナッツとゴイスの紅一点エンナさんですから、面白くないはずがありません。とにかくエリコの脱線ぶりは凄まじく、インタビューを受けたメンバーが答えられない質問の雨あられです。ぜひ会場でその脱線ぶりを一度見る事をお勧めします。僕は心が軽くなりました。エリコは素晴らしい。
ライブの最後はそのドゥーナッツがスパイスミュージックコラボバンドで熱唱し、会場の全員でカチャーシーを踊り、会場には暖かい沖縄の風が吹きこんで、寒い東京の夜も暖かく感じられる熱い夜になったのでした。SLC008、とネーミングされたライブはこれから全国を廻るそうなので、興味のある方はスパイスレコーズのホームページをチェックしてみてください。一見の価値があると思いますよ。