フォトグラファー・富山義則の「棘棘な日々」

沖縄フリークフォトグラファーのブログにようこそ!
カナダインディアンの村から届いたバスケット
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「田舎暮らしの本」(宝島社)でハーブの連載をしていた高谷さんが、バンクーバー近郊のリルワットの村に嫁いでから数年が経ち、どうしているかなぁ、と心配していたらfacebookで上の写真とともに連絡が届いた。

白樺と松の樹皮を素材にしたバスケットを制作して近くのミュージアムショップやカルチュアセンターで販売しているとの事だ。元気に活動しているようなので安心した。

写真を見ると手作りの温もりが伝わり、彼女の人柄をそのままあらわしているバスケットである。大量生産は出来ないので、同じ物は一つもない。写真は他にもたくさん届いたが一部だけ紹介させてもらった。インディアンの村に伝わる技法をアレンジしているのかもしれないが、なかなか日本で見かけないデザインも面白い。

ぜひ本物を見てみたい。



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| ネイティブたち | 14:53 | comments(1) | trackbacks(0) |
トーテムポールでびっくり!!

「アラート・ベイの港近くの公園に立つトーテムポール」

今日は始めに、タイトルと話の内容が合わない話題を一つしたい。

というのも、昨日テレビ朝日の朝のワイドショーを見ていたら、玉川というレポーターが視聴者の住民からの手紙で知ったという霞ヶ浦の導水管の問題を話していた。そこで視聴者からの手紙が画面に映し出されていたのだが、おそらく偽物だと思った。

テレビ朝日はやらせの前科があるからまたやっているのかと勘ぐってしまったね。

だって茨城県人なら絶対間違わないところが間違っている手紙だから信用出来ないのだ。
大阪の茨木市は茨の木と書くけれど、茨城県は茨の城なのだ。絶対茨城県に住んでいる人は間違えない。

関西方面出身のテレビ関係者なら間違えても不思議は無いが、肝心なところを間違えましたね。これでは視聴者騙せませんよ。

レポーターが鬼の首を取ったようにわめきながら問題点を指摘していたが、僕はしらけてしまったね。テレビは何やっても良いと思っているのだろう。怖い話だ。

さて、それはそれとしてトーテムポールの話に戻ります。

サーモンイーターと呼ばれる、カナダ西海岸側にすんでいるネイティブたちはトーテムポールの文化を持っている。バンクーバーオリンピックが来年開かれるので、もし行くことがあったら、ぜひ見に行くことをおすすめする。

「アラート・ベイのトーテムポール」

UBC大学の資料館やビクトリアの博物館にもたくさん展示されているが、小さな村のあちこちにポツンと立って残っているトーテムポールの方が存在感がある。バンクーバーアイランドにはそんなトーテムポールが幾つもあるので、ぜひ探して見に行って下さい。

「アラート・ベイのトーテムポール」

そういえば、バンクーバーのスタンレーパークにもいろんな部族のトーテムポールが立っていたな。トーテムポールを見ればそれぞれスタイルが違うのでどの部族が分かる。

上の写真はクワギュール族のトーテムポールです。
| ネイティブたち | 11:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
シャチの故郷
         「アラート・ベイのフェリー乗り場」

    

バンクーバー島北端の町ポートマクニールからフェリーに乗ってアラート・ベイに渡る。島の小さな船着き場には、シャチの故郷という意味の看板が架けられていて、この辺の海にはシャチやクジラなどがたくさんいる事を教えてくれている。

しかし、島の雰囲気はどんよりした天気と同じで、明るい町とはとてもいえない雰囲気であった。港を境に、白人の入る店とネイティブの入る店が別れているようで、ぼくたちが歩いていると厳しい視線が寄せられた。

              「漁師のたまり場」

    

この店は、漁船を繋留している港のすぐ前にあるカフェで、ネイティブたちのたまり場である。翌日の朝にクイーンシャーロット諸島に出かける時の待ち合わせ場所に指定された。
翌日のんびり出かけたら、定刻前に出発するというので店に入るチャンスはなかった。あわてて機材を船に積み込んでアラート・ベイをあとにした。

              「同乗者」

    

漁船にはポトラッチに出席するネイティブたちがたくさん乗っていて、日本人が珍しいようで、どうして来たのか度々聞かれた。子供も多くいて、朝早いのにハイテンションで遊び回っていた。船室で寝ているのももったいないので、僕は甲板でジョンストン海峡の風景に見とれていた。

             

             「名も無き小さな島」

    

船は2時間ほど走っただろうか、小さな島の船着き場についた。島の名前は分からない。
住民よりもグリズリーの方が多いと笑っていた。ぼくたちはそこにテントを張って寝る事にしたが、グリズリーの話が引っかかって、良く眠れなかった。

               「島の家」

    

島には写真のような粗末な家が7,8棟建てられていた。ポトラッチの行われるこの日は、いつもの数倍の人たちで小さな島がにぎやかになる。島に着いたネイティブたちはそれぞれの親戚の家に向かい、ぼくたちは完全に無視された。よそ者が無理矢理押し掛けて来たので、歓迎されないのは分かっていたが、寂しい気分になっていった。

               「BC州の警備艇」

    

こんな小さな島のボトラッチだけれど、カナダ政府は警戒していた。ポトラッチではアルコール類の飲酒は御法度なのだ。ネイティブたちが酔って大きなトラブルを起こす事や、政府への抗議活動が激しくなるのを警戒しているらしい。

カナダやアメリカでは公共の場所での飲酒は法律違反なのだ。だから、日本の自動販売機でアルコール類が買えるのを見ると驚くのである。未成年でも自由に買えるのを知るともっと驚くのだ。まぁ、それだけアルコールによるトラブルが北米では多いという事なんだろう。



| ネイティブたち | 15:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
ポトラッチの夜
           「ポトラッチダンスのリズム隊」

    

クイーンシャーロット諸島の小さな島で行われたポトラッチ、三日間儀式は続いた。ロングハウスと呼ばれる会場の一番奥に、太鼓のリードに合わせて丸太を叩きリズムを刻む人々がいる。ポトラッチの参加者は赤いヘアバンドを付ける。毛糸を手編みした簡単なものだったけれど、もちろん僕も手渡されたので頭に付けた。

すると不思議なもので、会場にいる参加者への親近感が増して来て、遠慮しながら撮影していたのに、グッと被写体に近づけるようになった。面白い事に赤いヘアバンドを付け、カメラを携えて会場を歩き回っていたら、お前この前見かけたな、元気か?と声をかけられるようになった。しかし、僕はそんな町に行った事はないので、彼らの見間違いなのだが同じような人が何人もいた。

たぶん僕に良く似ているネイティブがどこかにいるんだろうな。

            「動物の仮面をかぶって踊る」

         

この仮面はワタリガラスのダンスの場面である。何度も登場するワタリガラスは人間を引っ掻き回して遊ぶ頭の良い生き物として描かれていた。

               「シャチの仮面」

    

いろんな動物の中でも、このキラーホェール、シャチの仮面が一番大きいものだった。クジラの仮面も登場したが、クイーンシャーロット諸島はシャチの故郷の海としても知られている。
              

                                  「ミツバチの仮面?」

                            

メモを見るとミツバチの仮面となっていたのだが、あらためて写真を見ると違うような気もする。下の写真はメモに書いてなかったので、良く知っている動物だったはずだ。残念ながら思い出せない。鳥の仲間だと思うのだが・・・

       

ボトラッチの参加者は全員が踊る。司会役の男性が指名すると楽屋のへ行き、自分の好きな仮面を選んでステージへ出て行く。もちろん僕も指名されたので、見よう見まねで踊った。拍手が来たので嬉しくなった。

とても良い気持だった。











| ネイティブたち | 12:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
バンクーバー島のトーテムポール
          「アラート・ベイのトーテムポール」

   

バンクーバー島の北端にあるアラート・ベイを見下ろす丘には、クワギュール族の墓地公園があり、たくさんのトーテムポールが立っている。もともとは各個人の家の前に立てられていたものを移動したトーテムポールである。トーテムポールは、日本ならば戸籍謄本見たいなもので、その家に住む人たちがどこから来たのかを現しているものなのである。思いつくまま刻んでいるわけではないのだ。

            「鷲や熊やカラス」

        

トーテムポールの文化を持つ部族は、カナダの西海岸に住むクワギュール族、ハイダ族、トリンギット族などの6部族しかない。ネイティブならどの部族でもトーテムポールを持っていると思うと大間違いなのだ。

これらの部族はトーテムポールだけではなくて、レットシーダーで作るお面でも素晴らしい作品を残している。

            「クワギュール民族博物館」

    

クワドラ島にある博物館に行った。そこにはポトラッチのダンスで使われたさまざまな人の顔のマスクが展示してあった。制作者のイメージが素直に伝わってきて、とてもリアルな顔と木彫の技術に驚いた。

             「不気味なマスク」

        

            

         

ちょっと不気味だけれど、このようなマスクを付けてポトラッチや儀式のとき、彼らは踊っていたのだ。これらマスクやトーテムポールの美術的な価値に目をつけた白人たちが、詐欺のような安い価格で持ち帰り、コレクションした時期もあった。だがいまはそのような作品の返還運動が盛んになった事を受けて、この博物館にもシカゴの美術館からトーテムポールが送り返されて来ていた。

ただし、送り返されたトーテムポールは朽ちていく運命が待っている。僕は自分たちの文化遺産として保存しないのかと疑問に思ったけれど、ネイティブたちには、朽ちて土に帰ればそこからまた新しい命が芽生えてくる、再生するのが自然であるという考え方なのだと説明された。もったいない気もしたが、そういうものが彼らの文化なんだ。

           「夕方のトーテムポール」

       

バンクーバー島のビクトリアには大きな民族学博物館があって、そこにはネイティブたちのトーテムポールや仮面がたくさん収集されていた。ブリティッシュ・コロンビア大学の博物館にも物凄い量のネイティブカナディアンのトーテムポール、仮面などの木彫が収集されている。初めて見たときは、その量と大きさに圧倒されてしまった。2年後にはバンクーバーで冬季五輪が開かれるので、行かれる方は良い機会なのでぜひ見てもらいたいと思う。











| ネイティブたち | 11:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
バンクーバー島のネイティブ
        「太鼓のリズムに合わせて踊る少女」

      

今年の夏は沖縄のビーチを紹介しようと考えていたのに、普段の不摂生な生活がたたり胆石で入院するはめになった。沖縄はまだまだ夏が続いていると思うけれど、しばらくビーチ情報はお休みにして、カナダ・バンクーバー島のネイティブたちが行うポトラッチの写真を紹介しようと思う。

ポトラッチはクワギュール族が行う儀式で、ロングハウスに一族が集まって踊り続けるイベントだ。ポトラッチを開催する家族は全財産を集まった人々に与えてしまうので、1980年代まではカナダ政府が禁止していた事もある。僕の参加した写真のポトラッチにもBC州の警察が監視していた。

              「老婆も踊る」

   

紫色の民族衣装があでやかで目立っていた。年季の入ったダンスに貫禄があり、僕は見とれてしまった。

            「一心不乱に踊る男性」

   

          「民族衣装の背中の刺しゅう」
             
      

              「勇者の踊り」

   
      
ポトラッチは葬儀、結婚式、成人式、出産祝いなど一族のイベントがあれば全てを行っている。ダンスもストーリーがあり、写真の男性は勇者役でのダンスをしているところだ。昔は会場に火を焚いて、勇者は屋根からそのたき火に飛び込んで登場したそうだ。

勇者の役が決まると、ナイフを一本もって森に入り、3ヶ月ほど暮らして勇者になりきったという話を聞かされた。それだけ重要な役なのだった。突然、偽勇者があらわれて暴れまわると、本物の勇者がそれを抑えたりするストーリーもあった。

しかし、このクワギュール族の素晴らしさは、なんといってもトーテムポールとマスクなどの木彫である。次回はそれらの写真を紹介します。


























| ネイティブたち | 15:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
クワギュールの老婆
 「愛する夫の銅版画と」
バンクーバーアイランドの北端にクワキウトルとか、クワギュールと呼ばれるネイティブたちが住んでいる。別名ではクワクワカワクと呼んだりもする、トーテムポールの文化を持つ種族である。アリゾナやニューメキシコなどの内陸部のネイティブは魚を食べないが、カナダの西海岸に住んでいる彼らはサーモンイーターとして知られていて、カナダ政府から漁獲高を割り当てられてサーモン漁をしている。ポートマクニール港からフェリーで渡るアラートベイには、トーテムポールを遺した公園や、巨大なレッドシーダーを使ったネイティブ文化の保存施設がある。


 さて写真の老婆はアラートベイで知り合ったネイティブのお祖母さんだ。夫を一年前に亡くしてから元気がないので、みんなで遊びに行って元気づけようと訪ねたときのものだ。民族衣装を着て写真を撮らせてくれた。彼女の右手にある銅版画は、クワキウトルの慣習で夫が亡くなると制作するものと話してくれたが、これだけしか見たことが無いので真偽は確認できていない。


「銅版画よりも100倍良い夫だった。私は一年間毎日泣き通しなのよ」と悲しそうに話すので、僕まで悲しい気持ちになってしまった。愛情たっぷりのご夫婦の姿が目に浮かぶ。しかしながら、その後ジェームスというリルワットのネイティブが、アラートベイのクワキウトルの女性と恋に落ちて移り住んだのだが、こちらは1年も持たずにリルワットに戻ってきた。どうやら彼らの愛も人によるらしい。人間だもの当たり前だよね。パクッ
| ネイティブたち | 17:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
ネイティブカナディアンとの一日

 「物静かなワート」
 バンクーバから北に約200キロ位の所にMt.Currieインディアンリザーブがある。スキーリゾートで有名なウィスラーから約一時間ほどの距離の村だ。ある取材をとおしてこの村の青年たちと知り合ったのだが、彼らはネイティブの誇りを守ろうと闘う若者たちだった。村には世界中から彼らを支援する人々が訪れ、一緒に暮らしたり議論をしたりしていた。彼らの話では、ボブ・マーリィが逃避行をしている時に、この村に1ヶ月程隠れていたこともあるようだ。ネイティブの権利回復を訴えて、カナダ政府と対立している過激な活動で知られた村でもあったのだ。


 ぼくは彼らの村に行く度にアルビン・ネルソンに世話になっていた。夜になると毎晩誰かがビールを目当てに遊びにくる。そんなネイティブたちの中にワートがいた。みんな酔っぱらって話が盛り上がっていても、ワートだけは静かに微笑んでいるような青年だ。シャイで無口な青年と僕は思っていたのだが、ある日バンクーバーに戻るなら僕を乗せて行ってくれと頼まれた。もちろんOKしたのだが、このワートとのドライブで、僕はネイティブたちの自然に対する観察力に驚かされた。


ワートは僕が運転しているとしきりに話しかけてきた。無口な青年だと思っていたのでびっくりしたが、その内容がほとんど動物に関することなのだ。大きな木のてっぺんに鷲の巣が見えるとか、あの谷はグリズリーがいるだとか、あの木の穴には木の実が貯蔵されているのがわかるなど、でもぼくには彼が説明しながら指し示す方を見てもチンプンカンプンで、残念ながらただの風景にしか見えなかった。見えている物が違うのだ。しかし、バンクーバーまでの2時間はあっという間に過ぎる程楽しいものだった。


バンクーバーのどこまで送ればよいかと尋ねたところ、「結婚したんだ」と恥ずかしそうに答えたので、「ワート、おめでとう」というと「彼女は日本人なんだ」という。それならということで、バンクーバー郊外の自宅まで送って行ったら、ワートがお礼にといってグリズリーの牙をくれた。パワーを象徴するお守りだから常に身に付けておいた方が良いとのこと。シャイな青年だと思っていたが、決める所はしっかり決めるらしい。頑張れワート。パクッ
| ネイティブたち | 11:39 | comments(0) | trackbacks(0) |

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