ポトラッチの夜
2008.08.31 Sunday
「ポトラッチダンスのリズム隊」
クイーンシャーロット諸島の小さな島で行われたポトラッチ、三日間儀式は続いた。ロングハウスと呼ばれる会場の一番奥に、太鼓のリードに合わせて丸太を叩きリズムを刻む人々がいる。ポトラッチの参加者は赤いヘアバンドを付ける。毛糸を手編みした簡単なものだったけれど、もちろん僕も手渡されたので頭に付けた。
すると不思議なもので、会場にいる参加者への親近感が増して来て、遠慮しながら撮影していたのに、グッと被写体に近づけるようになった。面白い事に赤いヘアバンドを付け、カメラを携えて会場を歩き回っていたら、お前この前見かけたな、元気か?と声をかけられるようになった。しかし、僕はそんな町に行った事はないので、彼らの見間違いなのだが同じような人が何人もいた。
たぶん僕に良く似ているネイティブがどこかにいるんだろうな。
「動物の仮面をかぶって踊る」
この仮面はワタリガラスのダンスの場面である。何度も登場するワタリガラスは人間を引っ掻き回して遊ぶ頭の良い生き物として描かれていた。
「シャチの仮面」
いろんな動物の中でも、このキラーホェール、シャチの仮面が一番大きいものだった。クジラの仮面も登場したが、クイーンシャーロット諸島はシャチの故郷の海としても知られている。
「ミツバチの仮面?」
メモを見るとミツバチの仮面となっていたのだが、あらためて写真を見ると違うような気もする。下の写真はメモに書いてなかったので、良く知っている動物だったはずだ。残念ながら思い出せない。鳥の仲間だと思うのだが・・・
ボトラッチの参加者は全員が踊る。司会役の男性が指名すると楽屋のへ行き、自分の好きな仮面を選んでステージへ出て行く。もちろん僕も指名されたので、見よう見まねで踊った。拍手が来たので嬉しくなった。
とても良い気持だった。
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