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2022.09.20 Tuesday

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    沖縄の建築物

    2009.01.31 Saturday

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                      「今帰仁村の商店」


      30年以上前に初めて沖縄を旅して廻ったとき、コンクリートの建物と英語の看板の多さに驚いた。ちょうどインド旅行から帰ったあとだったので、同じ日本なのにインドの建物との共通点がずいぶんあるなぁと感じたものだ。その頃、沖縄に関する知識はまるで持っていなかったので、本土の風景とあまりに違うので興味を持った。

      当時は、石造りやコンクリートの建物を本土でみられるのは都会ぐらいで、田舎ではまだ木造家屋が主流だった。いま流行の「昭和」の風景だね。

      今帰仁を取材しに行ったら、コンクリート住宅ではないけれど、その頃を思い出すような懐かしい風景の商店があった。冬でも[氷]の看板が出っぱなしという所がいかにも沖縄だ。

      そんな沖縄の風景もだいぶ変わって来た。下の写真は武道館である。



      マジンガーZのような建物だ。これは建てられてすぐの頃の写真だが、現在は潮風による錆が浮き出てこの写真のような鮮やかさは無い。まさかこんな建物が沖縄に現われるとは想像だにしなかった。

      おそらく沖縄の伝統的な物からヒントを得て建てられたのだろう。宜野湾のコンベンションセンターは琉球衣装の花笠を連想させるので、武道館も同じようなコンセプトだったかもしれない。しかし・・・・、似合わない。

      梅図かずお氏の吉祥寺自宅がふさわしくないと訴えられたが、この建物に比べれば彼の自宅など可愛いものである。



      この建物は結婚式場だ。左奥に見えるのは今は無いけれど、沖縄市のこどもの国の観覧車。沖縄の結婚式と言えば楽しいので有名だが、意外と結婚式場は地味なのである。

      今日は雨だったので写真を整理していて、公共施設と民間施設の建物のあまりの違いに、ウチナーはどこを目指しているのかふと考えてしまったのである。




















      カラフル自販機

      2009.01.28 Wednesday

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        不景気な話題の多い昨今だが、僕の仕事関係も暗い話題が多くなって来た。本が売れないので、編集者と話をしていても売れそうな企画を求められることが多い。何が売れるか判らない時代、出版社にはちょっと冒険してもらいたいけれど、今はそんな余裕すらなくなって来ている。

        ある出版社の編集者と企画の打ち合わせをしたあと、厳しい出版条件がついたので、がっかりしながら歩いていたら、カラフルな自販機が目にとまった。

        暗い世相に明るい風景がなんとも皮肉なコントラストに思え、思わず写真を撮ってしまった。こんな時は自販機でドリンクを購入して一息ついたらということかも。

        いつもなら、モノクロームの写真にしてブログにアップする自販機写真だけれど、今日はカラフルな写真でアップします。少しでも元気になれれば、という気持ちです。

















        刑事と飲んだ

        2009.01.26 Monday

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          一昨日、久しぶりに高校のOB会があった。先輩や後輩がOBのやっている蕎麦屋に集まり、近況を報告しながら旧交を温めた。その中に警視庁の現役の刑事がいた。父親から刑事になれと言われて警察官になったと笑っていたが、その顔はベテラン刑事らしい顔つきになっていて、30年以上前に一緒にボールを追っていた頃とは全く違っていた。

          ちょうど自宅に中央大学の殺人事件について、若い刑事の二人組が聞き込みにきた時だったので、その話をしたら彼の担当ではないので詳しいことは判らないが、40カ所以上の刺し傷なんて普通ではないから、おそらく女がらみの怨恨だろうと推理していた。

          現職刑事の話なんて滅多に聞けないので、OB会は盛り上がっていった。

          「刑事なんて人間の裏ばかり見ているので、簡単に人を信用出来なくなります」

          と寂しそうに話していたが、それでも酔いがまわってくると、懐かしい顔が並ぶOB会に緊張が解けたようで、厳しい顔つきが柔和になっていつた。

          しかし、世の中は狭いと彼の話を聞いて感じた。配属された警察署にお世話になった後輩がいたり、駐車違反でもめた相手が同級生だったりしたことがあったと言う。さすがに後輩が手錠をかけられて署に連れられて来た時はビックリしたそうだ。

              

          ここでは書けない話もいろいろあったけれど、たまに合い昔話をするのも悪くないと思った。さんざん飲んで外に出たら雪が降っていた。

          電車を待っている間にやんだようだったが、面白い夜になった。グランドを走り回っていた頃には、想像もできなかった人世をそれぞれが送っていることに改めて感心した一晩だった。






















          向い側のシートでは

          2009.01.22 Thursday

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            車を運転しなくなってからというもの、都内の移動は地下鉄や私鉄または歩きで目的地まで行くことになった。別に車が無くても東京にいる限り不便だとは感じない。時間通りに到着出来るので、かえって便利になった感もある。

            しかし、電車に乗っている間はやることが無く、時間を持て余している。そこで、最近は向い側の席に座った人たちを観察することで時間をつぶすことにした。乗車する時間帯や路線は様々なので、いろんな人がいるので面白い。

                

            カップルが仲良く楽しそうにしているのは微笑ましいが、とにかく多いのが携帯電話を取り出しメールをチェックしたり、打ったりしている人たちだ。

                

            僕のように携帯で写真を撮っている人もいるのだから、電車の中は携帯王国だ。それと驚いたのは堂々と化粧を始める若い女性が結構いることである。なんだかむりやり私生活を見せられているようで気持ちが悪い。必死に顔を描いてる女性の姿は見たくないなぁー。本人は周りに人がいないかのごとく鏡を覗き込んで化粧に集中しているけれど、その顔が気持ち悪いんだよなぁ。

            そう言えば、たまに車内でキスをしているカップルを見かけるけれど、アレも気持ち悪いよ。欲情して顔が火照ってるのが判り、近くにいるこちらが気恥ずかしくなったりもするしね。

            でも一番気が付いたのは、電車の中の雰囲気が殺伐としていることだ。どうしてなのか理由は判らないが、みんな緊張しているものね。何が起っても不思議ではない時代だから緊張してしまうのだろうか。

            ストレス社会だから仕方が無いのかもね。














            ドームのウィンターイルミネーション

            2009.01.17 Saturday

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              中央大学の殺人事件で大騒ぎの後楽園周辺だけれども、駅前にはラクーアがあり、いつも大勢の人たちが出入りしている。東京ドームからラクーア、JCBホールの辺りはウィンターイルミネーションと称して、綺麗な電飾があちこちに飾られていて、物騒な事件とはまた違う世界を繰り広げている。

                  

              昨晩は茗荷谷から後楽園まで歩いて帰り、ラクーアの紅虎餃子房で夕食を食べた。

              ラクーアはオープンしてからずっと予定以上の客が来ているらしく、いつも賑やかだ。後楽園遊園地だった頃は一度も入った事はないが、ショッピングモールに改装されてからは便利なのでよく利用させてもらっている。しかし、お世辞にもサービスが良いとは言えない。

              何故か判らないが、東京ドームもそうだし、ラクーアもそうなのだけれど、地元の人間にはある意味迷惑な施設でもあるのだ。たくさん人が集まる施設なのだから、住民の暮らしに迷惑をかけないよう注意すべきと思うのだが、ドームから漏れてくるコンサートの音のうるさいこと。

              水道橋駅まで歩く時、ドームの入場客が整理されず通れないこともある。能無しの担当者がいるとしか思えない。しかし、一度も迷惑をかけます、あるいはかけました、という挨拶もない。

              こんなんで、ドームで競輪なんてされたら溜まったものではない。石原都知事、ドームの競輪は諦めてくれ。

              華やかなイルミネーションだが、一時の華やかさで、ご近所の住民は喜ばないのであるのだよ。


              中央大学殺人事件

              2009.01.15 Thursday

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                              「東京メトロ・後楽園駅」


                いやー、ビックリした。昨日の事だ。

                11階にある自宅兼事務所のマンションで部屋の模様替えをしていたら、サイレンの音やらヘリコプターの音が聞こえて来て、何やら騒々しくなった。けたたましいパトカーの音も一台や二台ではない。

                何事かと思って窓から春日通りをのぞいてみたら、普段は駐車違反の切符をすぐ切られる道路沿いに黒塗りの高級車やTV中継車がずらりと並んでいた。



                中央大学の構内であった殺人事件の取材と知ったのは、お昼の時間のニュースを見た時だった。それからは、テレビ各局の取材の様子を高みの見物を決め込み、部屋の模様替えもやめて眺めていた。



                大学隣の礫川公園には私服警察官やリポーターたちが張り込んでいて、警察官は通行人をチェックし、リポーターはインタビュー相手を捜していた。



                しかし、公園にいる人たちは何事が起きたか判らない人もたくさんいて、普段ののんびりした光景が繰り広げられていて、事件でぴりぴりした人々との妙なコントラストがユーモラスに見えてしまった。



                上の写真は周囲の異様な雰囲気の中、突然鉄棒にぶら下がって、ぐるぐると回り始めた中年男性である。さすがに都会の真ん中だ。凄惨な事件が起きても何事もないかのごとく時間が過ぎていく。そう言えば、オウム真理教のサリン事件の時も、この窓から後楽園駅が大騒ぎになった様子を見ていたな。

                今窓をのぞいたら、今晩もたくさん車が止まっている。明日のワイドショーや今晩のTVニュースで流すのだろう。お疲れ様である。

                無差別殺人だと怖いけれど、早く犯人が捕まって欲しいものだ。







                目黒美術館の石内都展

                2009.01.10 Saturday

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                                 「明日までです」
                      

                  昨年から開催されている石内都さんの写真展に行って来た。初期作品のヴィンテージプリントが展示されていたり、ニューヨークで好評を得た「Mother's」などこれまでの石内さんの作品が一同に並ぶ大きな写真展でした。

                  石内さんから招待券を戴いていたので、絶対に行かなければと思っていた写真展だったし、「ひろしま」には偶然知人の母の靴下が撮影されていたので、その話もしたかった。

                  写真展は初期の「横須賀ストーリー」のざらっとしたプリントがとてもエネルギッシュで、あらためて当時の石内さんが切り取っていった風景が、本人だけではなく日本にとっても大きな傷跡なのかなと思えてしまった。

                  ところで、展示されていた「ひろしま」のプリントの中に知人の靴下があると言ったけれど、これはとても面白い話なのだ。何故かと言えば、この靴下の持ち主の娘が僕の連れ合いとトリオを組むバイオリニストなのだが、このバイオリニストの子供達、つまり靴下の持ち主の孫が今アメリカで活躍しているのだ。

                  原爆の被害を被った彼女の孫の1人は、オバマ政権のスタッフに入ろうとしているのである。アメリカは戦争好きな国だが、優秀な人材を確保するのも戦略の一つなのかもしれない。

                  今日は石内さんに会えなかったけれど、今度会った時はこの話をしてやろう。多分驚くだろうなぁ。


























                  秋葉原のソーキそば

                  2009.01.09 Friday

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                                 「沖縄そば、まーさぬやー」
                        

                    正月にアリゾナから友人が遊びに来たので、秋葉原に連れていった。「3、40年前に一度来た事がある」と話す友人も、町の変化に驚いていた。来る度に新しい店がオープンしているので、それを見つけるのも秋葉原散歩の楽しみなのだ。

                    今回は沖縄そば店がモスバーガーの隣にオープンしていた。10人も入れば満席になりそうな小さな店だが、入り口の元気の良さが店主のやる気を現していた。友人が沖縄そばを食べた事が無いというので、昼食はこの店で食べる事にした。

                    店に入ると、沖縄で修行したと張り紙に書いてあったが、沖縄そばを食べ尽くした僕も驚くほど美味しい沖縄そばになっていた。ソーキや軟骨の味付けも沖縄で食べるよりも美味しいかもしれない。スープはカツオだしで、あっさり系であった。僕の好みはアジクータでこってり系が好きなのだが、このスープなら文句は無い。なんと友人はスープまで完食し、アメリカで食べられないのが残念だと話していた。

                    東京でこれだけ美味しい沖縄そばが食べられるようになったんだ、と思うとちょっと感動するね。ちなみに沖縄料理店が東京には400店あるらしい。ちょっとの間にもの凄く増えた。でも本当に美味しいところは数えるほどしか無い。名前だけの店もたくさんあるから、注意して店選びしないといけない。それが残念ではある。

                    さて沖縄そばのあとは、友人の希望で音響関係の店を見つけて、入りたいと思ったけれど、以前のようなオーディオ天国の秋葉原ではない。それでもあちこち歩き回ってダイナミックオーディオを見つけた。各階にあるいろいろな高級スピーカーを試聴出来るので、二人で聴いて廻った。

                    1セット600万円、800万円といった高級スピーカーはさすがに素晴らしい音がする。趣味でオーディオの世界に入り込んだら湯水のごとくお金が必要になりそうだ。今の僕にはとても近づけない。スピーカーの価格はアメリカも日本もそんなに変わらない事が判り、彼はがっかりしていたが、円高だから仕方ないね。

                                「神田明神の恵比寿さま」
                        

                    帰りに彼は神田明神によって今年のおみくじを買っていた。僕はおみくじや占いに全く興味が無いので、ただ見ていただけだがアメリカでの運勢を、日本の神社のおみくじで見ても良いのだろうかと不思議に思った。遊びだからと言ってしまえばそれまでだけどね。









                    元旦の常陸総社宮

                    2009.01.04 Sunday

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                      正月は茨城の実家に帰った。

                      毎年恒例の常陸総社宮への元朝参りに家族で出かけたが、いつもの年よりもあきらかに人出が少なかった。不景気の年は神さまに願い事が多くなるはずだから、人出が多いはずだと思っていたのに僕の予想は見事に外れてしまった。なんだか寂しい正月を感じてしまう年の初めである。

                      大晦日には、妹からの情報で高速バスが便利であることが判り、実家に帰るのに初めて東京駅から高速バスに乗ってみた。電車で帰るよりも快適で安くて早いと三拍子揃っているはずだった。



                      ところが、乗車券を購入して乗り場へ行ってみると、長蛇の列であった。バスは定員以上に乗れないため、乗れない人たちは次のバスを待たなければならない。隣りにいた青年に聞いたら、昨年はこんなことは無かったと話していたので、ここでも節約したい人たちがバスを利用しているのだろう。

                      そう言う僕も同じ理由でバスにしたのだから、たくさん人が並ぶのは仕方がない。結局一時間ほど待って、臨時便に乗れた。一時間待っているのなら、電車に乗っていれば実家に着いていた。さて、来年はどちらにしようかじっくり考えてみよう。



                      きらきらした御神輿が展示されていたが、常陸総社宮はその名の通り、常陸の国にある神社の総社なのだ。由緒ある神社なのだがぱっとしない、地味な神社である。石岡という町は国府があったところだから、古い史跡が沢山あり、しかも昭和の町並みが残っていて観光資源に恵まれている。


                      「総社宮の巨大杉」

                      ところが、ここも他の地方のシャッター通りと同じように商店街が苦戦している。帰る度に町中ではシャツターの閉まった店が増えている。観光資源が沢山あるのに、どうしてもっと町を活性化するアイディアが出ないのだろうと不思議に思える。


                      「おみくじに願いを込める、が・・・」

                      石岡という町は政治家に恵まれていない。ここ何代かの市長は汚職で捕まっている。はっきり言って、無能で声のでかい人が市長になっているから町は寂しくなるばかりなのだ。これって、今の日本の政治と似ている。


                      「人並みはいつもの半分・・」

                      こんな時代だから、政治家には期待出来ない。結局自衛するしか無いのだ。とは言ってもどうしたら良いのだろう。正月から頭の痛いことしか思いつかない2009年の始まりでした。














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