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2022.09.20 Tuesday

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    琉球古道、謎の新垣グスク

    2010.02.27 Saturday

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                       「新垣グスク拝所」

      この写真は新垣グスクにある二つの拝所の一つだが、案内板の情報では18世紀に編纂された「琉球国由来記」に出てくるという古い拝所だ。

      にもかかわらず、現在でも新垣地区の神事で拝まれ、各門中にも大事にされている拝所なのだ。

      しかし、この新垣グスク誰が造ったか分かっていない。14世紀ごろにはあったらしい。発掘調査で調べたら16世紀頃に増築された跡があるのが分った。

      誰が造ったのか分からないのに、皆に大事にされているのだから凄い。沖縄の「おもろそうし」にも謡われているグスクなのだから、相当有力な人のグスクだったに違いない。

      琉球古道を歩いていると感心する事ばかりだ。

      千石自慢ラーメンを食べて考えた。

      2010.02.24 Wednesday

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                        「夏が待ち遠しい・・・」

        琉球についての歴史を分かり易く読ませる本の出版が決まり、巣鴨で打ち合わせを終えた後に、僕の大好きな千石自慢ラーメンを著者の上里隆史さんと食べに行った。

        この店は、飯沢耕太郎氏や雑賀雄二氏たちと、毎月写真フォーラムを開催していた時によく食べに行っていた店で、十数年前は立ち食いのラーメン店だった。

        いまは席に座って食べるようになっているが、相変わらず人気店のようで店の中は客が並んで待っていた。ぼくも以前のように普通のラーメンを注文して待つ事にした。

        上里先生は沖縄の人なので、

        「ラーメン大丈夫ですか」

        と聞いてみたら

        「大好き」

        との事なので安心した。

        さて、久しぶりに食べた千石自慢ラーメンは、美味しいのだが味がおとなしくなってしまった印象である。昔はもっとワイルドでパンチがあったように思う。

        なんだかこじんまりまとまってしまったようだ。

        でもこれって今の日本の状況と似たようなものだと思った。もてはやされるラーメン評論家が出てきて、あーだこーだと勝手なことを言っているうちに、目指す方向が似通ってしまい、せっかくの良いところが消えてしまう。

        政治や経済評論家がごちゃごちゃ言っているうちに、人気が気になる政治家たちは萎縮して何も出来なくなるって事もあるのでは・・・。

        ラーメン食べながらそんな気がしてしまった。

        ちなみに今回の写真は記事に関係ありません。


        もう満開!!

        2010.02.21 Sunday

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                           「播磨坂の河津桜

                             「桜全景」

                      「青空にピンク色が・・・、春だね」

          沖縄から戻って東京の寒さに震えていたが、それまでの寒さが嘘のような一日になった。
          さっそくいつもの散歩に出かけたら、播磨坂の河津桜が一本だけ満開になっていた。

          春が間近になってきた風景だ。

          ちょっとだけ気分が良くなった。


          琉球古道、軍道もあった。

          2010.02.20 Saturday

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                          「案内板はあるものの・・・」

            首里城守礼の門から那覇港まで真珠道(まだまみち)を歩いてみようと思い、案内板を頼りに金城石畳をおりて行った。勢頭坂までは順調に歩けたが、その後はガイド版が見つからない。
            道が見つからずホテルに引き上げることにした。

            急坂道を何度も上り下りしたのに結局無駄骨だったわけだ。

            良い感じの道だったのに、ちゃんとルート図のついた案内板があればね。

            この道は屋良座森城と対岸の三重城まで繋がっていた。那覇港目指してくる外敵を迎え撃つために造られたと言われているが、歩いてみて分かったのは、兵士たちが何度も急坂上り下りして那覇港まで走っていたとしたら、凄い体力だったに違いないということだ。

            走るだけならまだ分かるが、武器や装備を身につけて駆けつける兵士たちの中には脱落して行く者も相当いたんじゃないだろうか。それがもし夏だったら・・・大変だったろう。


            琉球古道、神の降りた古木

            2010.02.19 Friday

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                              「金城石畳の大アカギ」

              昨今のパワースポットブームに関係あるのか、僕の写真展に若い人が見に来てくれている。そういえば、撮影している場所は沖縄の聖なる場所も数多く含まれているから、写真を見るだけでも何かパワーが伝わるのかも知れない。見た人にご利益があるといいね。

              ギャラリーに並べられた写真点数は少ないけれど、間違いなく「琉球古道」の世界観は繰り広げられている。これが沖縄の人々にどのように理解されるかは分からないが、琉球新報紙が社会面で取り上げてくれるらしい。

              どんな記事になるのか楽しみだ。

              さて写真の古木は金城町石畳途中の御嶽にある。御嶽に植えられる植物はクバ、アカギ、ガジュマルの3種類。これらは神が天上から降り易い木として植えられる。

              この大アカギは300年前からあるらしい。6月15日に神が降りたのだそうだ。何でも願い事を聞いてくれる神らしいので、興味のある方は木の根元にある穴に向かって話しかけてみたらいかがでしょう。

              琉球古道、写真展の初日

              2010.02.14 Sunday

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                                  「写真展会場の風景1」                                                  
                那覇市壺屋にあるGARP DOMINGO二階ギャラリーで、昨日から「琉球古道」写真展がいよいよ始まった。初日はいつも楽しみとともに緊張もある。果たして見に来る人がいるのか不安もある。

                昨日の飾り付け時にギャラリーのスペースが小さいことで、意外と「琉球古道」の世界観が濃密に会場に充満することが分かり、作品の枚数が少なくても伝わるなぁと安心した。

                                 「写真展会場の風景2」

                                                                  「写真展会場の風景3」

                会場には午後から待機してお客さんに写真の説明や琉球古道の説明をしている。思ったよりもたくさんの人が来てくれている。中には「琉球古道を歩く会」に入りたいと住所を書いて行く人もいて、集客を心配することは無さそうだ。

                                「写真展会場の風景4」

                琉球の史跡を案内してくれている新崎氏や「抱瓶」の高橋女将、料理長の神谷氏からもお花が届いた。36年前の沖縄海洋博時代にコンパニオンをしていたカコさんご家族からもきれいなお花が届きびっくりした。

                        
                                                              「写真展に届いたカコさんの花」
                当時のみんなは元気なのかな。
                カコさんからのお花を見て昔を思い出してしまった。



                琉球古道写真展、FMでPR

                2010.02.12 Friday

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                                 「夕焼けがきれいだった」

                  明日から那覇で始まる「琉球古道」写真展の宣伝で、FM那覇の生放送に出てきました。

                  マジカルミステリーツアーという長寿番組です。
                  番組は8年目ということでしたが、久しぶりにお会いしたキャスターの田村さんは相変わらず元気でした。

                  この放送はPodcastで配信されているので世界中で聞けます。

                  マジカルミステリーツアー2/11放送(とみやまよしのり出演)

                  上記リンクからポッドキャストで聞けます。興味のある方はチェックしてみて下さい。

                  いよいよ明日から写真展、きょうはこれから飾り付けです。

                  沖縄の歴史に興味のある方、パワースポットに興味のある方はぜひ見に来て下さい。

                  浮き島通りにあるGarb Domingo二階ギャラリーでやってます。

                  琉球古道、末吉宮の森

                  2010.02.11 Thursday

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                                      「末吉公園の森」


                    アンセル・アダムスをご存知の方も多いと思う。

                    ある日、ぼくが那覇市の末吉公園にある末吉宮を撮影していたら、アンセル・アダムスの写真を連想させる光景に出会った。

                    末吉宮は知る人ぞ知るパワースポットだけれど、普通に南の島の自然が残っている場所でもある。そんな中にアンセル・アダムスがアスペンで撮った白樺の作品を思い起こす風景があったのだ。

                    暗い森の中に白い木が浮き上がるところが似ていた。

                    もちろん木の種類が違うので印象は全く違う。

                    この末吉宮、整備されている場所と自然を残してある所では全く雰囲気の違う公園なのだ。
                    坂の上の末吉宮のあたりは亜熱帯の森の風景が良い感じである。昔の沖縄の風景が見られる。

                    ちょうどいまの時期は桜が見頃となっていた。

                    安里の自販機

                    2010.02.10 Wednesday

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                                      「安里駅下の自販機」

                      半年ぶりに那覇に来た。

                      着いた日は土砂降りの雨だったが、昨日からはまるで夏のように暑い。

                      長袖シャツしか持ってきていないので、あわてて古着屋にTシャツを買いに行ったら、やはり沖縄でも冬物しかおいていない。あとは土産屋で売っているTシャツだが、さすがにそれを買う気にはならなかった。

                      結局、百円ショップで見つけたTシャツを買った。それぐらい暑い日々だ。

                      なぜTシャツにこだわるのかといえば、琉球古道の撮影で一杯歩くからだ。
                      汗だくになる。

                      今回は浦添グスクから首里城まで歩き、首里城から真珠道を那覇港まで歩く予定にしていた。浦添から首里城は迷わず歩けたが、しかし真珠道は迷ってしまった。途中まで案内板もしっかりしていたけれど、途中から案内板が無くなり結局勢頭坂過ぎてからどこに行ってよいのか分からなくなった。

                      案内板の不親切さに頭に来たので、安里で一杯飲むことにした。

                      安里駅をおりたら黄色の自販機が良い感じに置いてあった。一枚写真を撮ったら気分が直ってしまい、そのまま宿に帰ることにする。

                      黄色の自販機のおかげで明日も良い気分で写真を撮れる・・・かな。

                      琉球古道、久志若按司の位牌

                      2010.02.04 Thursday

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                                         「久志若按司位牌」

                        琉球古道と言いながらも、道の風景を撮影しているだけではない。どうしても古い道の先には遺跡や史跡や伝説というものが付いてくる。数百年前に亡くなった領主がいまだに敬われている風景に出くわすと、沖縄の人々が大事にしているものがなんなのか考えさせられる。

                        もちろん本土でもそれなりに郷土の英雄を大事にお祀りしている。しかし、沖縄の場合はまるで昨日の出来事のような状態なのだ。

                        とっくに記憶が薄れて、位牌を安置しているのも形だけかと思えるが、実際は今でも大事にされ、いつもきれいに管理されている。地域にとってとても大切な領主だったのだろう。

                        写真のここだけではなくて、このようなところがたくさんある。オジイ、オバァが大切にされるのも分かるなぁ。

                        琉球古道、亜熱帯のパワースポット

                        2010.02.02 Tuesday

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                                        「馬天御嶽のガジュマル」

                          5月からはじまる写真展の打ち合わせをしていたら、スタッフの方たちからパワースポットは若い女性に人気があるとの話が聞こえてきた。

                          なんでも明治神宮の井戸の一つが強力なパワースポットとして存在しているらしく、写真を撮るために行列までして撮影順番を待っているそうだ。

                          僕が撮影して歩いた琉球古道には亜熱帯のパワースポットが数百か所はあるだろう。沖縄のパワースポットとして知られている場所は「斎場御嶽」がまず第一番だ。しかし、それ以外のスポットはあまり知られていない。

                          ということで、僕が歩いた中から女性が一人でも行けるパワースポットを紹介しよう。カメラを構えていて、なにかしら不思議な力を感じた場所を選んでみた。僕にはいわゆる霊感など無いが、それでも感じたのだからこの場所には凄い力があるのかもしれない。

                          本島南部からは南城市の浜川御嶽、ヤハラヅカサ、垣花城趾、玉城グスク、馬天御嶽、久高島などがある。中部はジャネー堂、浜比嘉島、護佐丸祖の墓、中城城など。北部には安和クバの御嶽、今帰仁グスク、ヨリアゲハの森、惣慶のシドゥチ森遺跡、名護グシク、備瀬御嶽などが挙げられる。

                          他にもあるけれど、ハブがいて危険な場所だったりする。いずれ撮影が終わったらまとめて報告したいね。
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