中川村からの贈り物
2010.05.30 Sunday
「信州中川村の新製品ジュース」
昨日中川村と年に一度フットサルで対戦するアップルカップを今年は東府中で開催した。
今年で第五回大会だから、フットサル交流を始めて5年目になったわけだ。月日の経つのは早い。参加チームは信州中川村、川崎、調布と各地から6チームが集まり、結局僕たち少林サッカーズは1勝3敗で4位、中川村は5位だった。
ローカルルールで行われた大会だったが、参加チーム中4チームが男女ミックスで、今年は女性の活躍が目立った大会だった。年々女性が上手になっている。
優勝したのはカモシポーラという府中のチームで、いつもよく練習しているサッカー小僧、いやオヤジたちだった。第1回目の優勝チームで今回が2回目の優勝だ。なんとかここに勝ちたいものだが、よく練習しているチームにはなかなか勝てない。
ところで、今年は中川村からお土産に村の新製品ジュースが届けられた。「つくっチャオ」という村の農産品加工センターが開発した、「リンゴジュース」と「人参とリンゴのミックスジュース」の2種類だ。
ミックスジュースを飲んでみたらなんと甘いこと。砂糖でも入っているのかとラベルを見たら原材料はリンゴと人参と酸化防止剤のビタミンCだけである。中川村の果樹は本当に美味しいので、毎年みんなで遠征試合に行くのが楽しみになっているのだが、ジュースにしたらこんなに甘くなるのだと改めて驚いた。今年の葡萄狩りもまたみんなで行こうと話し合っている。
フットサル大会の様子は後日アップ致します。
90年代の写真展
2010.05.23 Sunday
90年代の写真展ポストカードは、ある意味お宝といえるかも知れない。インディーズな写真ギャラリーがまだ機能していて、力のある若い写真家やベテラン写真家も意欲的な写真展を行い、志のある写真ギャラリーが活動していた。もっとも70年代に比べれば、ギャラリー活動はおとなしいと言えたかも知れない。
21世紀になったら不景気の性もあるけれど、写真専門ギャラリーが少なくなった。企業系のギャラリーも縮小されたり、なくなったりしたので、写真展を主体に活動している写真家たちには苦難の時代になってしまった。
写真展をして、写真集を出すという流れは一挙に消滅、とは言い過ぎかも知れないがそれに近い雰囲気を感じている。写真展に人は入らない、写真集は売れないという時代の始まりが、90年代にチラッちらっと見えていたのだが、頑張っていた写真ギャラリーで行なわれた写真展のポストカードをみると、そうそうたる写真家の見応えのある写真展だったなぁ。
「琉球古道」写真展終了です。
2010.05.18 Tuesday
第二会場のBGM(1)
第二会場BGM(2)
丸の内カフェで開催していた写真展が3週間の会期を終え、16日の日曜日に終わった。
日曜日の夜に搬出作業しているとき、ふと寂しくなった。フォトグラファーの見せ場は写真展なのだとつくづく感じる。
丸の内カフェは1日約千人が利用する場所なのでおよそ2万人が写真を見るか、琉球古道というタイトルを見た計算になる。沖縄といえば米軍基地、戦争という事になってしまうが、彼らが全く違う文化と歴史を持つ人たちであることを、今回の写真展で知ってもらえたのではと思っている。
場所柄を考え今回は在廊するのを控えていたが、たくさんの方からメッセージをいただいた。これを見ると僕がいた方が良かったのかな、と反省している。
写真のCDはセミナーの時と、第二会場で使わせていただいたものである。どちらも大変売れている沖縄の曲だ。DJ SASAさんの選曲とアレンジが抜群のISLAND SOULS REGGAE、沖縄でしか流れないCM曲を集めたCD。
おかげさまで好評だった。
写真展を機会に立ち上げたSNS「琉球古道遊学倶楽部」も登録会員が増えて来た。次回の写真展を楽しみにしていただければと思う。
写真誌が頑張っていた時代
2010.05.03 Monday
「日本版ZOOM・9号/サロンフォト特集号」
写真の熱い時代が何度かあるのだが、バブルの頃はちょうどその時期に当たっていたと思う。東京都写真美術館がオープンし、飯沢耕太郎を始めとする写真評論家が現れたりする時代だった。それまでの写真評論は、写真家や別の分野の写真好きの評論家が掛け持ちでしていた。
「この号では雑賀雄二さんの軍艦島が取り上げられた」
ZOOMは様々なテーマの特集で写真の可能性を広げてくれた。この頃もう一つの写真誌「デジャヴュ」が刊行されている。
「ファッション写真の特集もあった」
アートフォトグラフィーの世界では毛嫌いされるファッション写真だが、力のあるファッション写真家の撮る写真は芸術として認められることを示していた。
バブルが終わると人々の関心はどんどん別なところに移って行った。写真家たちも小さなパイを取り合うような状況になり、写真の仕事は少なくなってしまった。この頃から、ファッションカメラマンがエディトリアルの分野に移ってきたと思う。
写真の熱い時代がこうして終わった。
面白かった写真誌
2010.05.02 Sunday
次々と休刊、廃刊になる雑誌だけれど、昔といってもちょっと前のことのような気がするが、写真誌が花盛りだった。フライデーやフォーカスといったものもあるが、写真のアートや歴史を真面目に取り上げた雑誌が幾つもあった。
その中でも僕が大好きだったのが、上の写真の日本版ZOOM誌だった。けっこう大きなサイズの雑誌で、日本だけではなく世界の写真家の作品、歴史などを取り上げていて、アサヒカメラのようなカメラ雑誌と違い、写真作品を中心に楽しませてくれていた。
大学で知り合った服部冬樹氏の作品が特集で掲載された時は正直びっくりした。彼がどのような活動をしているのか知らなかったものだから、クォリティーの高いヌード作品を見て彼が頑張っているのが良く解った。
僕も頑張らねばと思ったものである。
もっと続けて欲しかったが、2年ほどで終わってしまった。バブル時代は悪いことばかりいわれているけれど、芸術文化にはとても良い時代で、日本人の好奇心や知識などが高いレベルで実現出来る時でもあった。
日本における芸術写真の流れが戦争で断ち切られたように、バブルがはじけるとじわじわと芸術文化が縮小して行く姿はまるで戦時中のような気がして来る。
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