元祖ソーキそばの店と沖縄最古のグスク
2010.06.26 Saturday
「我部祖河食堂本店のソーキそば」
ヤンバルの琉球古道探索の取材は、良い気候に恵まれて順調に進みました。
案内役の新崎氏から沖縄でソーキそばを始めて出した店があると聞いて、ぜひ食べてみたいとリクエストして立ち寄ってもらった。
名護市の呉我にある我部祖河食堂の本店がその店だった。
「おすすめは何ですか?」と注文を取りにきた店員さんに聞くとニコッと笑い、「ソーキそば」と一言。
特大、大、小があるので大を頼んでみた。写真はその大サイズです。
食べてみたら量的には並の感じ、でもソーキの量が凄い。だから大なのかも・・・。
まぁ、味は好みがあるので何とも言えないが、ぼくには感動は無かった。
「 シイナグスク」
さて、肝心の琉球古道の方は大きな収穫があった。
前日上里隆史さんから沖縄最古のグスクは玉城グスクではないと聞き、玉城グスクだと思っていたぼくは驚いたのだが、その最古のグスクと言われているのが写真のシイナグスクだった。
たまたま今回のヤンバル琉球古道探索のなかにこのグスクがあった。
こんもりした森の中のシイナグスクに入って行ってびっくり。鋭く尖った珊瑚石灰岩の岩だらけである。面白い写真の撮れる光景だが、こんなところがグスクとして使われていたんだと思うと、グスクは不思議な場所である。
漢字で城と書くが戦うための場所では無さそうだ。
このシイナグスクの按司は今帰仁グスクへ引っ越ししたと言われているらしいが、ぼくも今帰仁グスクの方が住みやすいと思ったね。
玉城グスクの夏至の太陽
2010.06.21 Monday
「玉城城趾からきれいな朝焼けが見えた」
沖縄最古のグスクといわれる玉城グスクは神秘的だ。
東向きの城門は夏至に朝日、冬至には夕陽の見える位置に作られていた。
それを見つけたのは名護博先生たちだ。話を聞きつけてさっそく早朝の玉城グスクを訪ねたら、たくさんの人が朝日を待っていた。
「斎場御嶽の方向から昇る朝日をたくさんの女たちが祈る」
日の出時刻前にグスクに着いたがすでに、テレビ局、アマチュアカメラマン、身を清めて白衣装をまとった女性たちなど、40名ほどの集団が朝日を待ちかねている。
前日ロケハンした時は濃霧に覆われて何も見えなかったが、今日は素晴らしい朝焼けが現れた。名護博先生曰く、昨年は残念ながら見えなかったのに・・・と喜んでいた。やはり僕は晴れ男だ。
「貝型にくり貫かれた城門」
数百年前に手彫りでくり貫かれた貝型の城門。沖縄の歴史の始まった場所だけに貴重な遺産が発見されるだろう。これからますます注目される場所になるに違いない。
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