戦前に作られたRolleicordと期限切れのプロビアで撮影したらこうなった。
2015.03.28 Saturday
「桜」
唐津の妻の実家で見つかった戦前に義父が使っていたという
「Rolleicord」
いつか撮影してみたいと思いながら
カメラバッグの中に忘れられていた。
たまたま部屋を整理していたらフジのプロビアが出てきた。
ペテルスブルグへ撮影に行った時のもので、
余ったのでそのままになっていたんだ。
「古いカメラと期限切れフィルム」
ピッタリイメージがあったので、
早速日比谷公園に出かけて撮影してみた。
「Rolleicord」
二眼レフなので上から覗き込むようにした撮影する。
今のデジタルとは違い、
なんかアナログの感覚は新鮮だ。
ポラロイドの時にも感じたけどアナログは良いもんだね。
さてカメラはレンズはCarlzeiss Triotar75mm f4.5
シャッターはCompar
古いわりにどちらも問題なく使えた。
「日比谷公園1」
しかし初めて使ったカメラなので、
フィルムの送りやカウントが分からないため、
装填時にとまどった。
またカメラの底の赤い覗き窓がちょっと不安である。
案の定上の写真のようにこの覗き窓からの光でかぶった。
モノクロームフィルムなら大丈夫だと思うが、
当時はまだカラーフィルムが一般的ではなかったので、
この覗き窓が使われていたのだろう。
次の撮影時にはこれを塞がなければならない。
「日比谷公園2」
「日比谷公園3」
フィルムは10年以上の保管期間を過ぎても
思っていた以上に写るものだと感心した。
さすがに富士フィルムの技術は素晴らしい。
露出はメーターできちん測って撮影した。
コントラストがなくなったり、
実効感度が少し高い気はするが、
これは仕方がない。
実はもっとダメダメになっていると想像していたので
意外な結果でちょっとがっかり。
製造されていないポラロイドフィルムはもう手に入らないのだろうか?
2015.03.25 Wednesday
「A Bottle by the Window」
期限切れのポラロイドフィルムの撮影が楽しくて仕方がない。
調子に乗って撮影していたら、
最後の1カートンになってしまった。
「The Sunlight from the Window」
120枚ほど残っていたpolacoior809を
熊谷聖司さんと半分ずつに分けて
それぞれ撮影しているのだけれど、
熊谷さんはすでに撮り終わっている。
やはり楽しかったようで、
彼の詩的な表現にピッタリ合った作品に仕上がっていた。
「The Plants」
僕の持分もあと5枚ほどだが、
最後のフィルムは熊谷さんとの二人展のときに
希望者を募ってこのポラカラーで
ポートレイトをとってみたいと考えている。
おそらく世界最後のポラカラー809によるポートレイトになるかも。
期限切れPolacolor809シリーズ、Part 3
2015.03.21 Saturday
「Painted Eggs」
期限切れでどう写るか分からないホラロイドフィルム、
撮影に慣れるまで時間はかかったが、
ここのところ順調に撮影が進んで、
熊谷聖司さんとの二人展に向けての作品も揃ってきた。
「Night Flower 1」
8×10サイズのカメラでの撮影なので、
三脚を立てて、
構図を決め、ピントを確認、
レンズシャッターで絞りとスピードをきめてと
一枚撮るまでの手順がデジタルとは大違いだ。
「Night Flower 2」
でも時間がかかるからこそ楽しい。
デジタルで簡単になった撮影だが、
簡単すぎてついつい撮り過ぎてしまう。
一枚の重みがなくなった、と感じることも多い。
8×10カメラで撮影していると
写真ってこれなんだ、と思えてくるのだな。
常磐線水戸駅で見つけた納豆そばを食べてみた。
2015.03.19 Thursday
「これが噂の納豆そば」
水戸駅のホームにある立ち食いそば店に
フラッと吸い寄せられるように入ってしまった。
11時半だったので
店は混んではいなかった。
カウンターで大学生らしき若者一人が蕎麦たぐっていた。
だが食べている蕎麦を見て驚いた。
納豆がのっている。
はたして納豆は蕎麦にマッチするのか?
興味津々だ。
早速、自販機で「納豆そば」380円なりのチケットを購入。
さぁーチャレンジだ。
そばつゆはかなり甘め、
麺はよくある立ち食いそば店と同じで全く普通。
そばと細いうどんの中間のような食感だった。
さて肝心の納豆ですが、
ぼくはご飯と一緒に食べたかった。
そばにのせるという攻める心意気のメニューだと思うが、
もう一工夫が欲しかった。
ザ・ン・ネ・ン!
今年も 播磨坂での桜まつりの時期がもうすぐやってくる。
2015.03.16 Monday
「準備は着々と」
なかなか春を感じられず、
部屋から外に出るのもなんだかなぁ、と思っていたが、
播磨坂の中程に開店したスターフルーツへ
大根を買いに行ったら
播磨坂は桜まつりの準備中だった。
もうすぐ春なんだな。一年経つのは早い。
「もうすぐ春だけど」
とはいえ、桜の木はまだ殺風景だ。
ベンチに腰掛けて読書中の女性もコートは脱げない。
あと二週間もすれば、
昼休みなどここは人でいっぱいになるだろう。
日本の冬から春への季節の変化は、
他の季節より感動が大きいよ。
桜が大好きだからね。。
「蕾は硬い」
さて、桜の小枝に近づいて
蕾を眺めてみたら
まだまだ先のようだ。
開花予想は何日なんだろう。
今年も桜の花見がたのしみだ。
15年前に期限の切れたポラカラー809での撮影パート2
2015.03.13 Friday
「Lily」
さすがに15年前のフィルムなので、
ISO感度、カラーバランスはあてにならない。
でもそれがかえって面白い。
デジタルだと綺麗に写るし、
失敗もないから撮影する時の緊張感がなくなっている。
「窓際のバラ」
それが良くも悪くもデジタル写真なのだから、
撮影する者にとっては、
自分の思いをそこに込めて撮る以外ない。
失敗写真なんて見せられないという恐怖みたいなものが、
僕らフォトグラファーにはあるけれど、
このポラロイドは初めから失敗しているようなものだから
実に自由に撮影ができた。
ダメだと思っていたものが、
こんなに面白い写真が撮れるとは意外だった。
「ガラスの中の薔薇」
まぁ、何はともあれ
これらの写真を展示して見てもらいたいので、
早く会場を決めたいものだ。
熊谷聖司さんの写真もとても美しい。
フィルムのロット番号や保存管理で発色も違うから
二人の写真を並べるとまた違う発見がある。
15年前に期限切れのポラロイドフィルムで写真を撮ったらこうなった。
2015.03.09 Monday
JUGEMテーマ:写真
「Flower1」
2001年の11月までが有効期限だった
「Polacolor809」フィルムが
部屋の片隅に隠れていました。
なんとその枚数が120枚もあったのだ。
遠い昔にポラロイド社からギャラの代わりにいただいたもの。
8×10サイズのフィルムなので、
そのうち仕事で使うつもりだったのだが、
いつの間にかデジタル時代になってすっかり忘れていた。
「冬の朝日」
それが今になってなぜ撮影しているのかというと、
熊谷聖司氏とこのフィルムを使って
二人展を企画しているからだ。
一昨年から撮り始めて、
ようやく終りが見えてきた。
まだ会場やタイトルなどは決まっていないが、
今年の楽しみはこの写真展になった。
「妻の手」
熊谷さんの写真はとても詩的な美しいもの。
いつもは沖縄の海を歩いて撮影していたので、
今回は東京の自宅が建て替えられるかもしれないことから
自宅の思い出をテーマにして撮影した。
30年以上住んでいたマンションはボロボロだけど、
いろんなものに記憶がありすぎて
写真を並べていたらまとまりが付かなくなってしまった。
写真展の前に選択と整理するのが大変だな。
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